今回は、ソニックガーデンのキャリアパスについてです。
多くのIT企業(ソフトウェアの制作に関わる)の場合、新卒時はプログラマ(ここではPGと書く)から、SEへと進み、PMや管理職としてそのキャリアを進めていくパターンが一般的かと思います。
ソニックガーデンの場合は、そもそも管理職制度や上司や部下もいませんし、職階もありません。
そんなソニックガーデンでは、現在三つのパターンがあります。
いずれも、一人前の熟達した職人となってからが前提です。
- ソニックガーデンの経営に携わる
- 職人のとして道を究める
- のれん分けする
1.ソニックガーデンの経営について携わる
その名の通りソニックガーデンという会社の経営です。
取締役となって、会社を切り盛りしていきます。
ソニックガーデンも毎年少しづつ人数が増えてきています。納品のない受託開発を広めるためには、一流のプログラマーが必要です。そういう採用活動を進めるのも経営の仕事です。
2.職人としての道を究める
我々プログラマーは、お客様を担当してお仕事することを、「カウンターに立つ」と表現します。
お寿司屋さんを想像してください。
まさにカウンターに立って、お客様と会話をしつつ、おいしいお寿司を握り、様子を見ながらお客様に楽しんでいただき、満足いただく仕事です。
ソニックガーデンの「納品のない受託開発」を担当するプログラマーもそれと本質的には同じなのです。
ずっと、カウンターに立ち続け、究極のプログラマーを目指します。
もちろん、後進のプログラマーを指導し、より高みへと導きます。
プログラムミングと、この仕事が好きで好きでたまらないのです。
3.のれん分けする
職人として一人前として認められたら、のれん分けして独立します。
そう、自分の店を構えるのです。
「納品のない受託開発」と、その技術をコアにして、そこに自分のやりたいこと、叶えたいことを実現すべく独立するのです。
職人にも、様々なタイプがあります。また得意なことや興味もそれぞれです。そういう特徴を活かして、新しいことへのチャレンジを応援します。
ここに挙げた三つのパターンは現時点でのものです。
ソニックガーデンは変化も激しいので、別の選択肢も出てくるかもしれません。
今月でちょうど50歳になりました
ソニックガーデンでは一番年長者でもあり、将来のことも考えるようになります。
このプログラマーという仕事はずっと続けられる仕事です。
それは大変幸せなことだと思っています。
今は、「のれん分け」の形を選択したいと思っています。納品のない受託開発をコアにして、自分の強みや特色を出せることを実現したいと思っています。
そのためには、もっと職人としても極めないといけませんし、経営に関してももっと勉強しなくてはならないと考えています。今はそういうことを勉強・体験させてもらっているので、来るべきタイミングに備えて準備をしています。
自分自身が決断するときは、どんなときだろうか?と思うときもありますが、まだイメージできていません。外からの作用が働いたりして、それがひょっとしたらタイミングなのかもしれません。
50歳からの10年。多くの会社では、定年へ向かって考える時期なのかもしれません。
しかし、私はどう挑戦しようかと楽しみでもあり、不安でもあり、ワクワクしています。
50歳という一つの節目を迎えたことで、静かに考えてみたいと思います。
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